名古屋大学オンラインセミナー「MEBINAR」『エジプト考古学と宇宙線イメージングが解き明かす真相』

エジプト考古学が盛り上がった年2022年

 1822 ヒエログリフ解読200年

 1922 ツタンカーメン王墓発見100年

これまでの研究

 2015 ScanPyramidプロジェクト開始

 2016 空間の存在を確認 シェブロン(切妻構造)の後ろ

 2017 大回廊の上の空間の確認

 2023 シェブロン背後の空間の形の特定、2×2×9m

    GPR地中レーダー探査やファイバースコープによる

名古屋大学 高等研究院 准教授 河江 肖剰准教授

・石をどのように運んで積み上げたのか→傾斜路があったのではないか

・傾斜路は内部の構造体の形によるだろう

・中に階段状のピラミッドがあるのでは

・メンカウラーのピラミッドは内部が階段状になっており、最古の階段ピラミッドと同じ角度になっている

・ピラミッドはそれぞれ異なる方法で造られているが傾斜路は使っているだろう

名古屋大学 理学研究科 准教授 森島 邦博准教授

原子核乾板は臭化銀の200nmの結晶で構成

宇宙線(ミューオン)の軌跡を記録している

・コパン遺跡では凝灰岩から放射線が出ているため、それがノイズになり解析が難しい

・地下の空洞の調査にも用いている手法

 

Precise characterization of a corridor-shaped structure in Khufu’s Pyramid by observation of cosmic-ray muonsPrecise characterization of a corridor-shaped structure in Khufu’s Pyramid by observation of cosmic-ray muons

https://www.nature.com/articles/s41467-023-36351-0

 

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エジプト 世界最大のピラミッド 186年ぶりに未知の空間を確認 | NHK | ニュース深掘り